いつか、桜の下で…



俺は、山南さんに。


幸村さんに近付くなと叫んだ。



そのときだ。



俺の中にいるあいつが…


俺の自我を消して、溢れ出した。





そして、山南さんがいなくなってから。




あいつは、俺が一番、恐れていたことを口にした。







「あの人は、君を殺した」







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