いつか、桜の下で…
「いつ、そうだってわかったの?」
「小五の時」
そんなにはやく…??
「でも、俺は俺だ!って思ってたから」
「……三浦君、凄いね」
私なんか、三浦君と逆の事思ってのにね。
「凄くなんか……俺は、ただそうやって逃げてただけだし」
そう言った三浦君は、私でさえ、わかるくらい悔しさを隠しきれていない。
「………」
「………」
お互いに何を言えばいいのかわからなくって、時間だけが過ぎていった。