いつか、桜の下で…
「三浦ーーっ!!!」
通くで三浦君を呼ぶ声がした。
「…吉岡だ」
三浦君は、ぽそりと呟いた。
「?」
「幸村さん、一人で歩ける?」
「あ、うん」
そう答えると三浦君は、私をそっと下ろしてくれた。
「気をつけて帰ってね」
三浦君は、優しい表情で私を見た。
その表情が………………
私のよく知る人に似ていた。
誰なのかは、まだわかんないけど…。
そして、私は、三浦君と別れた。
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