いつか、桜の下で…




陽菜があたふたしている中、トイレの個室で爽は、閉じこもっていた。




息が荒く、心臓を抑えていた。





「出て………来るな………」






「幸村さんは………香織さんじゃ…ない」





制御しきれないんだ。




京都が、あいつを呼び出すから。







「出て………来るなよ…………」





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