狼たちとのLove♡Life
ということで来たはいいけど、
本当にここ?
だってこんな豪邸。あり得ない!
そう思ってその家の前でしばらく立ち尽くしていると・・・
「邪魔」
「へっ?」
後ろを振り返ると一人のやたら図体のでかい男が立っていた。
「誰?」
「それはこっちのセリフだろ・・・お前俺の家の前で何してんだよ?」
男は不機嫌そうな顔でこちらを見る。
ん・・?俺の家?
「ここの家の人!?えっと、初めまして。今日からしばらくお世話になります。若草美里です!」
私は思いっきり頭を下げる。
「・・・お前がか」
そう言って男はすたすたと歩いて行ってしまう。
え、?
ガシッ
「待って!ここの家の人でしょ案内してくんないの!?」
私は必死で男の腕をつかむ。
「ちっ、ついて来い」