狼たちとのLove♡Life
「どっちにするか迷ってたんだろ?だから半分こ、な?」
そう言って慎司は笑う。やっぱり慎司は優しいな…。あいつらとは大違い…ってなに考えてるんだ私ぃ!!!
私は頭をぶんぶんと振って考えをとばす。
「美里…;;?」
「な、何でもない!何でもないよ!!ところでさ~」
それから私たちは他愛もない会話で盛り上がっていた。しばらくすると料理が運ばれてきた。
「お待たせしました~」
「わあ~すっごい美味しそう!いただきます!!」
パクッ
!!!すっごい美味しい~!濃厚なチョコレートが何層にも重なって…幸せだああぁ!!!
「っはは、美里は相変わらず幸せそうに食べるな。」
「笑わないでよ~;;本当に美味しいんだから!ほら、慎司も食べてみてよ!」
そう言ってケーキをさしたフォークを差し出す。