狼たちとのLove♡Life
「…俺、あの頃は人と話すのが苦手でさいつも一人だったんだ。で、学校の帰りにいつもここに来ていた。だけどあるときお前が来て俺に言ったんだよな、『どうしてかなしそうな顔してるの?わらって?じゃないと美里、さみしいよ?』ってさ。最初はこいつなんだよって思ったけど、お前俺が笑うと笑顔になるから、俺は凄くその笑顔に救われたんだよ。」
慎司はわたしを見つめながら真剣な顔で話す。
「それから、俺は人と話す時に笑顔で話すようになった。そしたら友達も増えたよ。でも、お前がある日急に公園に来なくなった、もう一度会いたいと思ってたら同じ高校だった。これは奇跡なんじゃないかって思ったよ」
「覚えてなかったのはショックだったけど、お前の笑顔は変わってなかった。」
そこまで言ってから慎司は私の手を強く握りしめながら言った。
「俺は、あの時からずっと美里のことが好きなんだよ、」