もっと、ずっと。
トッ・・・トッ・・・
「こっち方面の子ってあんまりいないんだね・・・。今のところあたしたちだけだよ?」
「そうだな。まぁいいじゃん。ゆっくり話せるし」
「そうだね・・・」
やばい・・・。
あたし柄にもなく緊張してる・・・?
こんなに胸がドキドキするの久しぶり。
横を見ると背の高くて瞳のきれいな男の子がいる。
道重くんって、モテるんだろうな・・・。
「茜?」
「へぇ?」
「俺の顔ジーと見て。なんかついてる?」
「えっ、いやごめん。つい・・・」
「つい?」
*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*
「道重くんって実際は女の子からすごく告白されるでしょ??」
「えっ~?」
道重くんは呆れたような声を出す。