もっと、ずっと。



トッ・・・トッ・・・



「こっち方面の子ってあんまりいないんだね・・・。今のところあたしたちだけだよ?」

「そうだな。まぁいいじゃん。ゆっくり話せるし」

「そうだね・・・」



やばい・・・。
あたし柄にもなく緊張してる・・・?
こんなに胸がドキドキするの久しぶり。
横を見ると背の高くて瞳のきれいな男の子がいる。
道重くんって、モテるんだろうな・・・。



「茜?」

「へぇ?」

「俺の顔ジーと見て。なんかついてる?」

「えっ、いやごめん。つい・・・」

「つい?」



*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*。*


「道重くんって実際は女の子からすごく告白されるでしょ??」

「えっ~?」



道重くんは呆れたような声を出す。

< 159 / 304 >

この作品をシェア

pagetop