もっと、ずっと。
バカ!!あたし!!
ついドキドキして道重くんをがんみした。
その姿を舞は横でクスクスと笑いながら見ていた。
お弁当____
「ねぇ、茜。茜って翼のこと好きでしょ??」
げほっごほっ
「わかりやすいな~、茜。そんなんだったら自分の気持ちばれちゃうよ?」
「だって舞がいきなりそういうから~」
舞は少し呆れたような顔をする。
あたしだって・・・そう思ってる・・・。
でもあたし、純也も好き。
道重くんはまだ気になってる程度だし・・・。
「もしかして、元彼が忘れられないの?」
「・・・」
「そうなんだ」
「・・・」
「なんかいいなよ?茜?」
私はずっとうつむいたままご飯を食べる。
舞に自分の弱みを捕まれてしまった。
「・・・二人を好きになるのって、ダメかな・・・?」
「え・・・」
「やっぱダメだよね・・・」