もっと、ずっと。



帰宅____



「ただいまー」

「おかえり、茜」

「お母さん!!珍しいね、この時間に帰ってくるなんて」

「たまには家族と過ごすのも悪くないでしょ~??」



お母さんはふふっと笑って台所へ行った。



「お母さん!!あたし夕食作るから!!」

「いいのよ。たまにはお母さんらしいことさせて。あんたはまだ高校生なのよ??これからなんだから、こんなことで人生捨てちゃだめよ?」

「お母さん・・・」



私はゆっくり居間に戻り2階に上がって自分の部屋にいった。
もしかして掃除もしてくれた・・・?
私はベランダへ出て明日香に電話をした。



ぷるるるっ



「あっ、もしもし?明日香??」


《久しぶりじゃん、茜。どうしたん??》


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