もっと、ずっと。
「ほっほんとは、明日香も璃紗ちゃんもいくつもりだったけど二人とも用事できたって言って帰ったの・・・」
やばい・・・。
純也と目を合わせられない。
このまえのこと、思い出しちゃった!!
「そうか、ありがとな・・・。中入れよ」
「いやでも・・・」
「いいから」
ギュッ
純也が私の手を握ってひっぱった。
ドキドキ・・・。してる・・・。
って純也がいない。
ふと、床を見ると純也が倒れていた。
「純也!!純也!!・・・熱あるじゃない・・・」
「大丈夫だ・・・」
「大丈夫じゃないじゃん・・・。ほら、横になって。薬どこ?体温、はかれる?ご飯食べたの?お母さんは?」
「みんなは、今旅行。俺一人だ。ご飯食べてなかったけ・・・?」
純也・・・。
たった一人で。よしっ!!
私がお粥でも作ってやろう!!!