もっと、ずっと。
翌日_____
「おはよー!!茜♪・・・茜?」
はぁ~・・・
「人の顔見てため息つくとか、ないわ~~」
「別に舞にため息をついてるんじゃないよ・・・」
「何?」
「・・・いい」
私は学校に来てそうそうため息をつきながら
いすに座った。
道重くんはもう登校していて、
ちらちらこっちを見ている。
道重くんはきっと
純也が病気だって知ってたんだ・・・。
だから・・・
あたしを止めなかったんだ。
私は勝手に空想しながら
道重くんをじーと見た。
彼も気づいたのかこっちに
視線を合わした。
「あ・・・」
「うん?何?」
「ちょっと行ってくる」
「えっ?あっうん?」
私は道重くんのそばに近寄った。