もっと、ずっと。
~翌日~
「へぇ~、倉本くんってば勘がいいのね~」
「それで家をでたと?」
「うん・・・」
私は昨日のことを二人に話した。
今日、純也が来たらどんな顔すればいいんだろう・・・。
あ~、変な汗がでる~。
<純也~、元気だったか~?>
えっ!!!
「おっ、茜。昨日はサンキュー。でもなんでいきなり帰ったんだ?」
「いや、それは・・・」
純也はすぐに私のところにきた。
そんなこと言われても!!「実はそれあたしだったの・・・」
なんて言えないしっ!!
「だから用事だよ、用事」
「ふ~ん」
「本当は違うけど☆」
明日香はまたよけいなことを言う。
が、純也は聞いてないようだ・・・。良かった~。