もっと、ずっと。




ごつっ


「いった~。何、いきなり・・・」

「ちょっと~人いるのになんでこっち投げてくるのよ~!!」

「明日香いいって!!」


ちょっと足に当たっただけなのに大げさ。
こんなのすぐ立てるし。
そう思って立とうとするが


ずきっ


「った~」


力を入れた瞬間、激痛がはしった。
どうしよう・・・立てれない・・・。
痛い・・・。


「茜!!おまえ立てれないのか!?!」

「純也・・・。ううん、大丈夫」

「見た感じからして痛そうじゃん。保健室、行った方がいいよ。一人でいけないからついてこうか?」

「大丈夫」


明日香は体育が好きなのに授業つぶしちゃ悪いし、
一人で大丈夫・・・。
片方の足でなんとかたてれた私はそのまま保健室へと向かおうとした。



「無理すんな」


パッ


「えっえっ、ちょっと!?純也!!」



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