もっと、ずっと。
「お花、ここ置いとくね」
「うん。わざわざありがとね、舞」
「ううん。・・・純也くん・・・だったよね?彼が??」
「そう」
舞は驚いた顔で言った。
「ホントに・・・病気だったんだ・・・」
「うん。もう、先長くないの。あたしが看病してあげないと・・・」
ごほっ
「純也!?大丈夫!?ほら、ここで吐いて。大丈夫、大丈夫。あたしがいるから・・・。水、いる?」
純也は首を振って私の耳元で
「・・・ありが・・・とう」
小さな、か弱い声だった。
「舞、そこのタオル取ってくれる?」
「えっ、あっ、うん」
「純也、口拭いて。峰岸先生にちゃんというんだよ?」
「おう」