もっと、ずっと。



「茜ったら~顔真っ赤だよ~~」

「ちょっちょっと、明日香!!」


明日香が隣でからかってきた。
さすが、明日香。
人の恋にはすぐ調子のるんだから・・・。


ゴホゴホッ


「純也!?!だっだいじょうぶ!?!」


純也がいきなり咳こむ。
私は背中をさすった。


「もう、大丈夫。ありがとなっ、茜」

「うっうん・・・」


なんか、すごく心配になってきた。
病院に行ったほうが・・・。
そんなこと言っても純也は聞かないか~・・・。




「茜・・・。おまえ・・・」

「なっなに・・・?」



ドキッ


純也が顔を近づける。
やっやばい・・・。
私、ドキドキしちゃう・・・。

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