もっと、ずっと。



いくらかれかのだってふつうにドキッてするもんでしょうが~~!!
前まではふつうに片思いだったけど、
両思いだって思うと・・・。
よけいドキドキする。


「そういえばもうすぐ試合だよね、倉本くん。がんばってね!」

「ありがとな、南」


そっか・・・。
そういえばもうすぐ試合なんだ。
大丈夫かな、
このまえ体調崩したばっかりなのに・・・。



「茜、応援するの?」

「へぇ?」


璃紗ちゃんがまた読書をしながら言った。
純也は真剣な顔で私を見ている。
何よ、この空気><


「うん・・・その日が休みならね」

「え~何よそれ~倉本くんが頑張るのに~~」

「まぁ、おまえならそういうと思ったけど」



~試合


「さすが、純也・・・。他の人とは比べものにならないぐらいすごい・・・」

「どっちにしろ、優勝はきまりだね」



そして見事、純也のチームは優勝した。
優勝旗を持つと、純也はこっちにガッツポーズをした。






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