もっと、ずっと。



「純也・・・」

「嬉しかった?」

「ちっちがうよ!てか、いきなりでびっくりしたんだもん!!」

「したかったから」

「そっそういう問題じゃない!!」



なんでこんなに純也はドキドキさせることばっかするんだろう!!
反則だよっ!!
私はちょっと急ぎ足で歩いた。



「何、もしかして怒ってんの??」


って言われても無視して歩いていく。



「ねぇ~茜」

「あっ・・・」



歩いていた足が止まった。
純也も追いついて隣にいく。



「夕日、きれいだね・・・」

「茜色にそまってんな・・・」



と言われてちょっぴり嬉しかった。
私の心も純也でいっぱいなんだよ?
純也はどうなのかな?



「よし、行くか」

「うん」
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