もっと、ずっと。
純也のそばに行くと、純也はおなかを抱えて腰をおろしていた。
「純也・・・?」
「おなかが・・・痛い」
「純也!大丈夫??ここ??」
ぐいっ
“えっ!?!”
「好き」
って耳元でささやかれた。
純也の顔を見ると、さっきとは違い笑顔だった。
だからすぐ分かった。
「も~嘘つき!心配して損したっ!」
「あせってた顔、可愛かったよ」
カッー
「うっうるさい!!」
ってまたからかった!!
みんなも見てるし・・・。
てか、早く離れてよ~!!
純也はずっと私を抱きしめていた。
<な~にやってるんですか、二人とも>
「すっすいません!!!」
やっと純也は離してくれた。
でもそのかわり先生はこっちを見ている。