もっと、ずっと。
「あれ?純也は!?!」
「男の子ならさっき帰った。てか、おまえが寝てどうするんだ」
「そっそっか・・・」
やばい・・・。
あたし知らないうちに寝ちゃったんだ。
純也に悪いことしちゃったな~・・・。
起こしてくれれば良かったのに・・・。
「すごく気持ちよさそうに寝てたから起こすのやめたって言ってたぞ?」
「・・・純也」
「でも良かった。変な人じゃなくて・・・」
「どういう意味?」
私は首をかしげた。
そしたら悠里は私の顔を見てくすって笑った。
それで軽く私の頬にふれるとその手が頭の上に移動した。
「大事な妹なんだから幸せになってほしいの」
って言って頭をなでたから、私は照れくさくなった。
でもこれって認めてくれたってことだよね?良かった・・・。