もっと、ずっと。



俺はちょっと赤くなって空を見た。
・・・今日もいい天気だな。
屋上、行こっ・・・。
俺はこの澄んだ青空が好きだ。
すごく心地いい。



「今日も屋上行く気、純也?」

「うん、まぁ」

「あたしも一緒にいっちゃ・・・だめ?」



カッー



そっそんな可愛い顔で言われたら断るにも断れねぇだろ!!
なんだよ、この生き物!



「別に」

「ホント!?!やった~」



こんな照れた顔、あんまり茜の前では見せたくない。
だから俺はいつもクールな顔して言うんだ。
でも・・・俺の理性は今すぐにでも飛びそうだ。
俺はそのぐらい、本気で茜を愛している。



「二人とも顔が嬉しそうだね」



って南が横に座って笑った。

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