ラブシチュエーションアイツが弟?
「大倉ありがと~。私、先に帰るね。じゃ!」
「えっ。ちょっと、ルミ?」
ルミは教科書やペンを片付け、カバンを持つとサッと立ち上がって、
あっという間に帰って行った。
な……なんで? 変な気まわさないでよぉ。
透と、ふたりきりじゃん。
微妙な空気の中、ふたり顔を見合わせる。
「……じゃ、帰る?」
「うん」
透は、机の上に出していたモノをカバンの中になおしていく。
伏し目がちになっている大倉をじーっと観察。
今日、勉強教えてくれてるときも、ずっと顔ばっか見てたんだよね。
「えっ。ちょっと、ルミ?」
ルミは教科書やペンを片付け、カバンを持つとサッと立ち上がって、
あっという間に帰って行った。
な……なんで? 変な気まわさないでよぉ。
透と、ふたりきりじゃん。
微妙な空気の中、ふたり顔を見合わせる。
「……じゃ、帰る?」
「うん」
透は、机の上に出していたモノをカバンの中になおしていく。
伏し目がちになっている大倉をじーっと観察。
今日、勉強教えてくれてるときも、ずっと顔ばっか見てたんだよね。