ラブシチュエーションアイツが弟?
グッと手首をつかまれた。
「痛っ!」
あまりに力が強くて、痛みが走り、ちょっと大げさに目をつぶってしまう。
そうしたら、透は案外アッサリ手を離してくれた。
「……悪い。痛かった?」
「うん……」
「どこらへんが一番痛い?」
今まで真正面に座っていた透は、立ち上がって真横までやってくる。
腰をかがめ、私の目線まで下りてきた。
手首をさすってくれてるけど、なんか……そこまでしてくれなくっても、いい。
透は私の手を見ていたんだけど、
目線を上げると、透の顔が間近にあって……その、横顔にまた見入ってしまう。
……うわー、すごく顔近いんだけど。
わかってやってるのかな、透……。
「痛っ!」
あまりに力が強くて、痛みが走り、ちょっと大げさに目をつぶってしまう。
そうしたら、透は案外アッサリ手を離してくれた。
「……悪い。痛かった?」
「うん……」
「どこらへんが一番痛い?」
今まで真正面に座っていた透は、立ち上がって真横までやってくる。
腰をかがめ、私の目線まで下りてきた。
手首をさすってくれてるけど、なんか……そこまでしてくれなくっても、いい。
透は私の手を見ていたんだけど、
目線を上げると、透の顔が間近にあって……その、横顔にまた見入ってしまう。
……うわー、すごく顔近いんだけど。
わかってやってるのかな、透……。