ラブシチュエーションアイツが弟?
そしたら透が私のオデコをコツンと小突いた。

「小堀、カンニング禁止!」

「えっ、なんでよ。もうテスト終わってるし!」

「まーな。小堀、今日ちゃんと解いてたよな」

「えっ!?」

「だってな、背中見てたけど、最初からずっと集中力続いてたし。書いてるなって思ってた」

「な、なに? 私の背中見てたの?」

「見てた。あ、それと。ブラの色、変えた方がいいぜ。透けてるから。……じゃあな」



はいっ?

ブラ?



呆気に取られている私を残し、

透はさっさと帰って行った。



ちょっと待てっ。

また言い逃げかよ~!

ブラって……ブラって。

やっぱ、ヘンタイじゃんか~!!













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