ラブシチュエーションアイツが弟?
「小堀のがしっかりしてそーじゃん。オレに色々教えて下さい。

ずっと姉ちゃん欲しかったんだよな」


暴れる私の手をつかんだまま、大倉はニッコリ笑っていた。


そうなの?


それならそうって言えばいいのに。


私も、実はずっと妹か弟が欲しかった。


「じゃあ……弟でもいいよ!その代わり、透って呼び捨てしてやる!」


私が反撃してみても、なんだか大倉は楽しそう。


逆に、「いーよ」なんて、言われてしまった。









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