ラブシチュエーションアイツが弟?
チッて言うと、しっかり大和に聞きとられえていた。

「みちるさ~、オンナなんだから舌打ちとかすんなよ……」

「うるさいなー。これが私なんです! 隠したってしょーがないじゃん。特に大和。別に気遣う中でもないし?」

「……あっそ」

「そうだよ」

「あのさー、みちるって透にどこ好かれてると思ってる?」



なんの質問?

それって前に透に言われたよね。

えっと……なんだっけ。

「そりゃ……一緒に住んでズボラなのはちょっと驚かれたけど」

ジコチューとも言われたし?

「ほ~」

あ!思いだした。

「そうそう、これだ。

『反省しても、3日で忘れる根性座った感じ、飾らない、興味なかったら無関心。

くだらないコトには首突っ込まない、面白かったら大声で笑う、クラスで自分1人しか反対してなくても、自分がそう思うなら流されない』」

「それから?」

大和は呆れたよーな顔して聞いてくる。

なんで呆れてんのよ……。

「それから……」

え、と。

それだけ、だ。

< 329 / 533 >

この作品をシェア

pagetop