ラブシチュエーションアイツが弟?
「透、明梨ちゃんとケンカでもしたの?
ホラ、みんなで仲良くチャーハン食べようよ!」
色気もクソもない、チャーハンという単語。
これがパスタとか、グラタンとかだったらもうちょっとマシに聞こえたかも。
「別にケンカとかそんなんじゃない。勝手について来たんだ。
まさかつけられてるとか、思わねーし」
……つけてきた?
じゃあ、透がわざわざ連れてきたわけじゃないんだ。
明梨ちゃんを見ると、もうリビングの中に入って来ていて、私たちがいるソファのすぐそばの床に座っていた。
うわっ! びっくりしたぁ。移動が素早いね……。
明梨ちゃんは下から私を見上げ、大きな瞳をキラキラさせながら、こう言った。
「お兄ちゃんと、付き合ってるってホント?」
ドキッ。
透、明梨ちゃんに……私たちのコト、話したんだ。
ホラ、みんなで仲良くチャーハン食べようよ!」
色気もクソもない、チャーハンという単語。
これがパスタとか、グラタンとかだったらもうちょっとマシに聞こえたかも。
「別にケンカとかそんなんじゃない。勝手について来たんだ。
まさかつけられてるとか、思わねーし」
……つけてきた?
じゃあ、透がわざわざ連れてきたわけじゃないんだ。
明梨ちゃんを見ると、もうリビングの中に入って来ていて、私たちがいるソファのすぐそばの床に座っていた。
うわっ! びっくりしたぁ。移動が素早いね……。
明梨ちゃんは下から私を見上げ、大きな瞳をキラキラさせながら、こう言った。
「お兄ちゃんと、付き合ってるってホント?」
ドキッ。
透、明梨ちゃんに……私たちのコト、話したんだ。