ラブシチュエーションアイツが弟?
「ヘンな噂?」
「明梨、オレのコト『大好き』だって、色んな人に言いまくっててさ、
通学中とか学校でも会えばすぐオレにくっついて、ベタベタしてたんだよな」
「うん……」
「オレも、まんざらじゃなかったし……。結構デレっとしてたのかもな。そしたら、いつの間にかさ、
オレが妹犯してるって噂が学校中に広まってた。バカらしーだろ」
「そんな……ヒドい!」
「ははっ、中学生なんてそんなモンだよ。おもしろがって、噂を大きくする。
どうも、オレの親が再婚だって知ってるヤツらが、たてた噂らしーけど、
そのせいで、いつも好奇の目で見られてさ。学校にもいづらかった」
透が、ひとに見られるのをすごく嫌うのは……もしかしてそのせいなのかな。
それにしても、そんなコトがあったなんて。
辛かったよね、透。
一度離れた透の手を、私の方から軽くにぎった。
私のその行動に、透は少しだけ表情を和らげた。
でも、続く言葉は……穏やかなモノではなくって。
「明梨、オレのコト『大好き』だって、色んな人に言いまくっててさ、
通学中とか学校でも会えばすぐオレにくっついて、ベタベタしてたんだよな」
「うん……」
「オレも、まんざらじゃなかったし……。結構デレっとしてたのかもな。そしたら、いつの間にかさ、
オレが妹犯してるって噂が学校中に広まってた。バカらしーだろ」
「そんな……ヒドい!」
「ははっ、中学生なんてそんなモンだよ。おもしろがって、噂を大きくする。
どうも、オレの親が再婚だって知ってるヤツらが、たてた噂らしーけど、
そのせいで、いつも好奇の目で見られてさ。学校にもいづらかった」
透が、ひとに見られるのをすごく嫌うのは……もしかしてそのせいなのかな。
それにしても、そんなコトがあったなんて。
辛かったよね、透。
一度離れた透の手を、私の方から軽くにぎった。
私のその行動に、透は少しだけ表情を和らげた。
でも、続く言葉は……穏やかなモノではなくって。