ラブシチュエーションアイツが弟?
「明梨も……クラスで言いたい放題言われてたみたいで、その怒りの矛先は……オレだった。

オレのせいで学校に行けないって……。

明梨の目、本気でさ……怖かった。あんなにオレのコト『好きだ』って言ってたのに、たかが噂でそこまで変われるのかって、驚いた」

「そんな……」

「それから……毎日、寝れなくってさ。

いつ、明梨に首締められるかって……怖くて。

で、結局今のオヤジに頼んで、あのウチを出たんだ」

「透、大丈夫。今日は、私が一緒に寝てあげる」

透の身体をそっと抱きしめた。




しばらくの間、そうしていた。

透の温もりが心地よかった。

……透は安心したのか、だんだん重~くなってきたな、と思ったら

私にもたれて、眠っていた。




もしかして……この3日間

寝てなかったの?

やっぱり明梨ちゃんを泊めなければよかったかな。









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