ラブシチュエーションアイツが弟?
じょ……冗談じゃないかも。
透は私を上に乗せたまま、ホントに寝てしまった。
口がちょっと開いてるし、寝息も聞こえる。
ソファからおりようとすると、寝てるくせしてなぜか私の腕をギュッとにぎって離してくれなかった。
観念して、透が寝返りをうった時に、ソファと透の隙間にスッポリと体を埋めた。
間に挟まれ、超ドッキドキ!
でも、なんだか幸せなひとときだった。
しばらく透の寝顔を見つめていたけど、私もいつの間にか……眠っていた。
朝になって、リビングに光が入ってくる。
玄関で音がしていたから、まだ寝ている透を置いたまま玄関に向かうと
明梨ちゃんが靴を履いていた。
「……明梨ちゃん?」
明梨ちゃんはビクッと肩を震わせる。
「しぃっ……。お兄ちゃんが起きちゃう。今のうちに帰るね」
「ウソ、もう帰っちゃう?」
「うん。また、怒られたら怖いから。みんな待ってるって……言っておいてね。お姉ちゃん、昨日はありがとう」
そう言って明梨ちゃんは玄関の扉を開ける。
透は私を上に乗せたまま、ホントに寝てしまった。
口がちょっと開いてるし、寝息も聞こえる。
ソファからおりようとすると、寝てるくせしてなぜか私の腕をギュッとにぎって離してくれなかった。
観念して、透が寝返りをうった時に、ソファと透の隙間にスッポリと体を埋めた。
間に挟まれ、超ドッキドキ!
でも、なんだか幸せなひとときだった。
しばらく透の寝顔を見つめていたけど、私もいつの間にか……眠っていた。
朝になって、リビングに光が入ってくる。
玄関で音がしていたから、まだ寝ている透を置いたまま玄関に向かうと
明梨ちゃんが靴を履いていた。
「……明梨ちゃん?」
明梨ちゃんはビクッと肩を震わせる。
「しぃっ……。お兄ちゃんが起きちゃう。今のうちに帰るね」
「ウソ、もう帰っちゃう?」
「うん。また、怒られたら怖いから。みんな待ってるって……言っておいてね。お姉ちゃん、昨日はありがとう」
そう言って明梨ちゃんは玄関の扉を開ける。