ラブシチュエーションアイツが弟?
ご飯を食べ終えて、リビングでまったり。

テレビの前でふたりソファに横並び。

「はぁ~。明日もうお母さんたち帰って来ちゃうんだね……」

「だな。このままがいーよな」

透は私を見てフッと笑った。

うん! ホントにそーだよ。

「このままがいい……」



透に軽くもたれると、そっと肩に腕をまわされた。

ひゃ~、ドキドキする~!

右隣にいる透が、私の左肩に軽く手を添える。

そこでふと、ひとつの疑問が頭に浮かんだ。

『親に内緒で付き合おっか』って言わたとき、私が反抗したから話はナシになったんだっけ?

じゃぁ、今は付き合ってないってコト?



「ねぇ、透。私たちって……付き合ってるんだっけ?」

「……は?」

突然私がそんなコト言い出すもんだから、透は少し拍子抜けしてる。

「どうなのかなーって……ね」

「オレはそのつもりだったけど……小堀は違ったんだ?」

へ?




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