ラブシチュエーションアイツが弟?
「顔が見えてなきゃ…ヘーキ」

へっ?

「小堀にもっと触れたいって思うし…キスもしたいんだけど。

顔が近くなると…なんかあの瞬間思いだす。喉元が苦しくなって、吐き気が…」

そうなんだ…。



こうやって透に抱きしめられてると、すっごくドキドキする。

温かくて、心臓の音が聞こえてしまいそう。

身体を少しずらし、チラッと顔を盗み見ると、

透は静かに目を閉じていた。



ヤバイ。

なんでそんなにキレーなの?

憂いを帯びた、悩ましげな表情が…なんとも言えず、セクシー。

伏せたマブタから伸びているマツゲの長いコト!

その隙だらけのほっぺにキスしたいって思っちゃう私は…。

ゴクリ。





…これじゃ

大和の言うように…

なっちゃうよーっ!




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