ラブシチュエーションアイツが弟?
えっと…。

ってコトは、私は大和と付き合わなきゃダメってコト?



いやいや。

言わなきゃいーんだ。

そもそもあんなカケ、私はのってないしっ。

「そうだよっ!」



思わず叫んで、『しまった!!!』と思った。

透は驚いた顔をして、私から身体を離す。

「…え?何が?」

「あっ、あー。こっちの話!

えっと。明日行く所決めようよ~。透と一緒だったらどこでも嬉しいよ。

キスなんていいって!手つないで、こーやってギュってしてもらえるだけで幸せだよ~」




あはははは。

でも、欲を言えば

キス、して欲しいです。

それは、叶わぬ夢なのか。




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