ラブシチュエーションアイツが弟?
また暗くなりそうな透を慌ててなだめる。


「そんなに……思い詰めなくてもいいと思うよ。

人それぞれ性格なんて違うもん。私は能天気だけどさ、透がいるからちゃんとしようって思ったし」


「そーかな……」


そーだよ。能天気をフォローしてくれないのは、ちょっと悲しいけど。ま、ホントのことだからね。いいんだ!


「足りない部分は、補い合おうよ。悪いと思う部分は、ちょっとずつ直してけばいいよ。

そんな透のそばで……私も、一緒に頑張りたいな」


自分でもハズかしいこと言ってるなーと思いつつも、今言っとかないとって気がした。


隣にいる透の肩に、頭を乗っける。


めちゃくちゃ顔が熱いけど、


私の一言で透が元気になるなら、いくらでも言うよ。


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