ラブシチュエーションアイツが弟?
「叩いてもいーよ。ま、オレのが力強いし……小堀が抵抗しても、なんてことないけどなぁ」


ゾワッ。


「ひゃっ……」


透の指先が私の背中をなぞる。


ちょっと待った。そっち!?


そう言えば……夏休み前に透がうしろの席にきたとき、


背中ツツーッ!ってされたんだった。


ゾッ!


「くすぐるのは、ナシ!やめ!」


「小堀ってさー、背中弱いよな」


「うわ、やめてぇ。それ、ヘン顔じゃないしっ!」


「まぁまぁ。笑わないつったろ?……オレ、小堀が嫌がる所見んの結構好きなんだよなー。あー楽し」


「わ!透って大和に負けてないよっ!? 楽しーって、なにそれっ。

きっ……きゃあぁぁぁぁーっ!!」





















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