キミがいたから ―after story―


――


「ワリ、遅くなった」


「お邪魔しますっ」



少し遅れて、聖哉と咲梨が悠のパーティーへとやってきた。




「お、やっと来た!!こっち来な。お腹すいてるでしょ?」



「ありがとうございますっ」



優希さんの一言で、聖哉と咲梨があたしの隣に座った。



「いらっしゃい、咲梨!」



「いや、ここ奈央ん家じゃねぇから」



と、悠のツッコミがすぐ横から聞こえてくる…



「何言ってんの?悠ん家は、あたしの家みたいなもんだし。
大体、何年幼なじみやってんのよ?」



「言われてみれば、そうだな…」



というと、悠は納得したように、笑顔になった。




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