キミがスキ
「子供の頃とか、よく雪合戦したよねー!」






「そうそうっ! 明日華なんて、弘斗に顔面きれーに当てられてたよねw」





「うっわーw そうだったそうだった!



なんか思い出したらむかついてきた!w




みんな元気かなぁ」





「どうだろうねっ。公立中学行った子たちは、まだつるんでるのかなぁ…」







「…ごめん、咲」





「え? なんでー? 明日華が謝ることじゃないじゃんっ」








そんな他愛もない話をして廊下を歩いていたら、通りかかった部屋で、両親と先生が話している姿が偶然見えた。







「あれ、どうしたんだろ」







いつもの雰囲気じゃなかった。







お父さんがお母さんの背中をさすっていた。







……なに、こわい。









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