キミがスキ
「それ以上言ったら怒る!!!」




咲の目から涙がこぼれた。




「ちょ、咲…」




「今の明日華は、私の好きな明日華じゃないよ。



余命1年? いくら医者だって未来なんか見えないじゃない!



勝手に決めないでって話だよ!



てか、もし仮に1年だったとしても、その1年をどう有意義に使うか考えたりしないの!?



昔から明日華を見てて、他人のことばっか考えてるのは分かるけど、だからって自分を捨てるなんてこと、絶対すんな! バカ! 諦めんな!」






…すごい。






咲、そんなに私のこと心配してくれてたの…?





「……ごめん」






咲は、ほんとにいつも、私のこと考えてくれてる。





支えになってる。


















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