キミがスキ
しばらくすると先生が入ってきた。




「あ、明日華ちゃんおはよう」



「先生…歩椎は?」




「彼ね…すごいね」



「え?」




「発作の対処の仕方が完璧だった。


救急車が来るまでの間の彼の処置のおかげで、明日華ちゃんはひどく至らなかったと言っても過言じゃないよ。




家に医療用具もあったみたいだしね、感心したよ」




「歩椎…」




言葉がでなかった。




ありがとう。




もう感謝しても感謝しきれない。




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