キミがスキ
誰も居ないはずの教室に一人、私の机の横の壁にもたれかかって座っている不機嫌なやつがいた。




「な…何よ…」


「何よじゃねーよ、バカ」


「だからっ…バカじゃないし!!」


「じゃあ勉強できるんだ?」


なんか話ずれてきたけど…


「そ、りゃ…程々には…」


「勝負すっか? 中間テスト」


「良いけど。中間いつ?」


「は? まじで言ってんの?」


「え、何がよ」


「明後日から」


「えっ!?」



ちょぃちょぃ…
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