キミがスキ
私はなんとなく体育倉庫に入った。



そして私の定位置、マットの上に寝転ぶ。




「お前、体育の授業中もいっつもそこにいるだろ」






歩椎が跳び箱に座りながら言う。



「え? まぁ…」



運動できないし。



「たまには出ろよ。毎回毎回サボって」



私だって……




思いっきり走りたい。





汗かきたいよ………








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