シンデレラ☆*
「入ってないけど…」
苦笑いしながら答えた。
「族に興味無いのか?」
「んーまあ、そーゆーとこ?」
だって、あたしが興味を持つのは、お菓子の事だけだし。
双子はがっかりした顔して「せっかく強いのに…」と吐いた。
「…へへ。じゃあ考えとくよ」
すると、みんなのテンションが上がった。
まあ、どーせ入らないけど。
「んじゃ。戻るか」
車で学校まで送ってもらった。
学校に着いて、思い出した事。
「あ! 忘れてた…」
「ん? 何をや」
「同じ寮の人に、挨拶してない」
一瞬、皆黙り込んだものの、
「ぶっ!! やっぱ、可愛い~!!」