シンデレラ☆*
「…優。絶対大丈夫だ。
1人で寝れないだろ?
俺と寝たいんだったら、頑張れ。
泣くんじゃねぇ」
あたしの手に、いつもの温かさが伝わる。
「約束しろ。
絶対また一緒に寝るって」
「…やっ…約…束する…」
タンカに乗せられたまま、1つの部屋に運ばれた。
「…優。約束だぞ」
涼はドアが閉まる寸前に、微笑んだ。
約束。
……守りたい。
守らないといけない。
あの犬、大丈夫かな?
お腹に布が重ねられていく。