シンデレラ☆*
「いーじゃん! 可愛いーじゃん!!」
「「「「「・・・」」」」」
「あの事件で、足に不自由が掛ってるけど、あたしの大事な仲間。
大好きだよ! ワン太郎!!」
……な、なに?
この殺気は。
「涼~、もしかして犬にまでヤキモチ~?」
陸の嫌味ったらしい声が響く。
「え? ヤキモチ?!!」
振りかえると、顔を赤くした涼がいた。
思わず、笑顔が洩れる。
「……涼」
「…んだよ」
あたしは涼の唇に、軽いキスを落とした。
みんな、何故か固まってる。
「涼の事も、好きだよ?」
「…お前、襲うぞ?」