シンデレラ☆*
椿姫.・。*
あたし達は談笑しながら、寮に戻った。
「「ほな。また」」
「うんっ! バイバイ!」
涼。
もう帰ってるかな…?
――ガチャ
「ただいま~…」
「…おかえり」
帰ってきてたんだ。
ベットに倒れ込み、カツラを取って、ピアスも取った。
涼はベットで雑誌を読んでる。
「…足、早いな」
「見てたの?!」
「…窓から見えた」
「…そ、なんだ」
涼は雑誌から目をあげてあたしを見た。
そして固まる。
「何?」
「優って…もしかして椿姫か?」
「え、今更…?」
「やっぱり。
昨日、カラコン取ってたから分からなかったけど…優だったのか」
涼はそう言ってゆっくり近づいてくる。
この行動にまた胸が高鳴る。