シンデレラ☆*
涼はあたしの頭に手を置き、
「感謝してる。
優があいつらを更生してくれたんだろ?
マジで助かった。
まさか椿姫が優だったなんてな…」
そう言って、優しく微笑んだ。
「ううん。
あいつらは見てられなかったんだよ。
だから更生した。ただそれだけ」
あたしが微笑むと涼はちょっと赤くなった。
「…お腹すいたろ? 俺が作ってやる」
「涼って料理出来んの?」
「任せろ」
フッと笑って、渡はあたしの頭を撫でた。
……心臓に悪い…。
いい匂いがする…。
キッチンまで行ってみよ!
「涼! 出来た~?」