シンデレラ☆*
視界から光が消えていく。
「あ…りがっ……」
「優っ!!!!」
「優っ!!」
「ヤバいっすよ! 髙杉さんっ!!!」
「やめてくださいっ!!」
みんなの声を後に、あたしは意識を手放した。
―――――
「優…」
「お母…さん……?」
「そうよ。優、久しぶりね。
随分大きくなっちゃって…」
お母さんはあたしの頭を撫でてくれた。
「優」
低く、優しい声。
「お父さん!!」
「ずっと…会いたかった…」