シンデレラ☆*
「戻った。
差し入れまで持ってきてくれた。
優の好きなお菓子まである。
…お腹すいたか?」
「…うん」
涼は優しく、体を起こしてくれた。
「…ありがと」
「…お粥作ってあるから。待ってろ」
涼はキッチンに戻って行き、お粥を手に戻って来た。
「おいしそ。ありがとね」
あたしが微笑むと「気にすんな」と言って笑ってくれた。
「口あけろ」
はい?
「涼が食べさせてくれるの?」
「おう。特別な」
涼はニカッと微笑むと、口元にスプーンを持ってきた。
口を開き、スプーンを加えた。
「おいし!!」
笑うと、涼も「だろ?」といって笑った。