シンデレラ☆*
涼は全部食べさせてくれた。
「ありがと」
「感謝する前に早く治せ」
涼はあたしの額を軽く突いた。
「涼。片付け、あたしも手伝うよ」
立ち上がろうとした時、立ちくらみがして、その場に座り込んだ。
「優! 大丈夫か?」
涼は傍に来て、支えて座らせる。
「はー。もう心配かけんじゃねーよ…」
「…ゴ、メン」
涼はあたしを寝かせ、キッチンに向かった。
なんかあたし。
迷惑かけてばっかだな…。
何も出来ない自分が醜い。
涼に、心配かけてばかりで…。
いつも助けて貰って。
…虚しいよ。