¥時給1000万円
するといつもと異なる空気が流れていた…
「……おっ…来た来た!!」
佐田が自分たちに気づく。
「…ん…?」
「…お前らよくあんなこと言えたなぁ…!」
「……えっ?…あ……あぁ…ども。」
後から続いて二葉や渡部、そして櫻井がこちらへ歩み寄ってきた。
「…いい度胸してるよ…!…それに比べて『灘』は なかなか名前呼ばれねぇもんだからビクビクしちゃってやがんの…!ヘヘッ…!」
櫻井はチラッと灘が横になっているベッドの方を見た。
「……してねぇ!!…俺のことはほっとけ…!!」
灘がベッドから身を乗り出して言った。
「……おぉそうかそうか…!灘さまがご立腹だよ〜…!」
「るせ!」
灘はベッドにくるまって そのまま寝た。
「……なぁ!次もまたなんか気づいたら連中に言ってくれよ!…なっ!」
佐田が親指を立ててサインすると二葉を置いて 皆 自分たちのベッドへ戻った。